ありきたりな"恋"




「栗原さん………。栗原さん!」






「あ…は、はい…」






昨日のことを思い出してたら
呼ばれたことに気付かなかった。




チラっと先生を見ると目があった。




先生はそんな私を見てニコッと微笑んだ。






……!
恥ずかしくて目をそらしてしまった。




笑った顔…かわいい…。



「次、小島ー」





そんな先生は何事も無かったように
出席確認を続けた。






< 9 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop