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―放課後―

私は待ち合わせ場所の校門で海斗を待っていた。

待っている間、帰っていく生徒(主に男子)にジロジロと見られていた。

(私、何か変かな?そういえば朝もこんなことがあった気がする。)


「ごめん。待った。」

「ううん。大丈夫。」

何だかこれからデートに行くみたい。

「ふふっ。」

「何?」

「別に、何もないの。ただ、海斗と帰れることが嬉しくて。」

「ふーん。その言葉俺を誘惑してんの?」

「へっ!?ち、ちがう。素直な気持ちを言っただけだよ。」

「どうだか。」

「本当だもん。」




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