年下男子にご用心!?
え、どうゆう事?

元村漣次の言葉に、首を横に振る。


「それは違うわ。私のせいよ」


断定する私の言葉に、今度は元村漣次が首を横に振った。


「前に有川さんが企画部に居たのは、後から知りました。翠さんとの間に何があったのかは知りませんが、俺、何度も告られて断ってたので、それが理由かと」


えぇぇぇぇえっ!!!!!!!!
まじっ?まじっすか!

何度もって、あなた本当にモテんのねぇ!

でも、それが全てってわけじゃ・・・ね?


「私にも理由があると思うわよ。まぁ、色々あったから」

「じゃ、俺ら恨まれ同士って事っすかね」


よく笑ってそんな事言えるわ・・・。

ちょっと元村漣次に怖さを覚える。


「でも、元村君。私ね」


元村漣次にあの日、有川さんに会った事を話した。


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