年下男子にご用心!?
お昼を一緒に取ってた時、私はいつも元村漣次の口説き攻撃には、話を変えてスルーしてた。

だから、こんなに整ったポカン顔は見たことがない。

元村漣次に近付き、キュッと抱き付く。


「翠さん・・・俺、これ、どー理解すれば・・・」


途切れ途切れに言う元村漣次の胸で、少し笑ってしまう。


「思ったままでいんじゃない?」

「思ったまま?」

「うん」


強く押してくるくせに、押されちゃうのは弱いのかしら?


「翠さん、俺の事好きになってくれた?」

「元村君ほどじゃないかもだけどね」

「本当?俺が好き?」

「うん・・・好きよ」


「ちょぉぉぉ!!!!!!」

痛い痛い痛いっ!
ギュウ~っと元村漣次に強く強く抱きしめられる・・・。


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