年下男子にご用心!?
「千佳、何もタダでとは言わねぇよ」

「当たり前でしょ!?」


お金はいい、でも何かを!!!!

そんな勢いで言った私の言葉に、吸い始めたタバコの煙を吐きながら大輝が笑う。


「俺ココの常連だから半年、俺の名前でツケて、飲んでもいいぞ」


・・・・・・・マジで?

酒好きの私にはたまらない報酬だ。

大輝は、俺ってさすが!みたいな微笑みを浮かべている。でも、それが無性に腹が立った。


「1年」

「あ?」

「延びる可能性があるんでしょ?だから、1年」


目を伏せ考えてる様子の大輝。


「ま、しょうがねぇ、アイツに付き合うんだからな。じゃ、1年な」

「乗った!」


話は付いたとばかりに私達は、固い握手を交わし、また酒を飲み交わした。


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