年下男子にご用心!?
今日まで出勤前と帰りに何か特別な事がなくても、必ず顔を出していた。

やっぱり心配なのもあるけど、ただでさえ1人には広い部屋だ。

アメリカから戻って間もないし、すぐ大輝は出張でまた離れ離れ。少しでも・・・寂しい思いをしないように、と。


でも大雅は、着実にこの生活に慣れてきてる様だ。

一昨日教えたけど、脱衣場から音がする。


「大雅、洗濯してたのね!」

「うんっ!兄貴のシーツとかも一緒に入れて!」


なんと!

ただ洗剤と、洗濯するタイミングみたいのを教えただけなのに・・・。


「大雅、偉いね!きっと帰ってきた時、大輝も喜ぶよぉ~」

「そう・・ち、千佳ちゃんっ!!!!」


偉い偉いと、少し嫌がる大雅の頭を乱暴に撫でる。


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