年下男子にご用心!?
電話を切って、携帯から自宅にかけ直す。

表示はもうすぐ1時で、ゆで卵をそりゃ食べたくなる時間でもある訳だ。


「もしもし大雅?」

「ち、千佳じゃん・・・」

「大雅、大丈夫よ?」


卵をレンジに入れてはダメな事、レンジを綺麗に拭く事、そして、ゆで卵の作り方を大雅に教えた。


「分かった?」

「うぅ、分がっだ。千佳ちゃん、ありがど・・・ごめんね・・・グスッ」

「いいよ、また夜ね」

「グスッ・・・はい」


電話を切った。

ちょっと大雅~!はいって、超可愛いんだけど~!

頷きもしただろう大雅を想像して、思わずニヤけてしまう。


「・・・小林さん大丈夫?」

「え?」


電話だと声を掛けてきた同僚が、心配そうに聞いてきたので事情を少し説明し、事なきを得た。


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