年下男子にご用心!?
「そりゃ・・・ビックリするわよ。腹筋、あるのね?レンジはちゃんと拭いた?」


どうしたって、均整の取れた身体に目が向いてしまった。
そんな私の問いに、大雅は目を伏せ軽く微笑む。


「拭いたよ。ゆで卵もちゃんと出来た!」


戻った・・・、いつもの大雅に。
天真爛漫な、いつもの大雅の目に。


「じゃ、早く服着ないとカゼ引くから髪の毛もちゃんと拭いてね!」

「これじゃ、サスガにハグ出来ないもんね」

「いつも、朝だけなのに?今日は大雅に米といで炊いてもらうよ!」

「うんっ!分かった!」


ニコッと頷いた瞬間、髪の毛からの雫が首に伝う。

本人はそれに全く気付いてない様子で、部屋へ戻って行く。

ニコニコくっ付いてきてた大雅が男の子とは違って、男性なんだと改めて思った時間でもあった。


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