年下男子にご用心!?
「あ、ホントだ。俺、いつ・・・」


説明して渡してからの大雅のパチクリっぷりと、首の傾げっぷりに思わず笑ってしまう。


「大雅、良かったね!」

「うん、でも・・・」


そう呟くと大雅は急にしゃがみ込み、口元を手で押さえて俯いてしまった。


「た、大雅?」


あれれ?

しゃがみ込んで大雅を見ると、顔が赤い・・・。

もしかして、恥ずかしくて?


「千佳ちゃん見ないで!」


あらら!

しゃがんだまま、向きを変えて背中を向ける大雅。

その丸くなった姿が、ちょっと可愛い。


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