年下男子にご用心!?
顔が赤い大雅をすぐにベッドに寝かせて、オデコに手を当ててみる。


・・・・・熱い。


「大雅、いつから具合悪いの?」

「・・・・昼から・・・寒い」


喋るのも辛そうだ。


「分かった。大雅、ちょっと待っててね?」


優しく声を掛け、布団を深く掛けようとしたら、大雅が弱々しく手を握ってきた。


「やだ・・・」


こんな時は心細くなるもの。また優しく声を掛ける。


「大雅?水を持ってくるから、持ってきたら側に居るよ?安心して?」


ただ頷いて、手を引っ込めた大雅の頭を優しく撫でる。

水、タオル、体温計。

短時間で用意できる物を頭の中で巡らせて、布団を深く掛けて部屋を出た。


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