年下男子にご用心!?
「ちょっと冷たいよ?・・・・・はい」


大雅をベッドに寝かせて冷えピタの貼り換えは完了。
後は、体温計が鳴るのを待つだけだ。

顔色もいいし下がってるといいけど・・・。


「・・・千佳ちゃん、ありがと」


冷えピタを箱に戻したのを見計らってか、大雅が言う。


「いいから、薬飲んだ後にも聞いたからね?」

「・・・・そうだけど・・・」

「はい、体温計」


丁度、体温計が鳴り、手を出すと少し動いて体温計を取り出す。


「・・・下がってると思うよ?」

「どれどれ・・・うん!37.7分、下がったね」


そう言って、まだ高い方だけど大雅に体温計を見せると、軽く微笑みながら頷く。


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