年下男子にご用心!?
「じゃ、寝てね。大雅が寝るまでここに居るから、安心して?」


そう言いながら布団を深く掛ける。
薬を飲んだ後も、そうしてベッドの横に居た。


「・・・うん・・・千佳ちゃん、ありがと」

「さっきも聞いたよ?いいから、寝てね?」


ポンッと布団を優しく叩くと、布団から大雅の手がゆっくりと出てきた。


「・・・・・千佳ちゃん、いい?」

「はい」


目が少し潤んで見える大雅の手に手を重ねると、キュッと握ってくる。

その手は、数時間前に握られた時よりも力がこもってて、でも変わらず温かい・・・。


「大雅、おやすみ・・・」


空いてる左手で頭を撫でると、大雅は軽く微笑んで目を瞑った。


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