年下男子にご用心!?
これはでも・・・いつものハグとは違う。

私の背中と後頭部に触れている大雅の手――首元に顔を埋めながら、どんどんその手に力がこもって行くのが分かる。


「大雅?分かったから・・・ご飯、食べれる?何食べたい?」

「・・・お粥!」


顔を上げてニコッと微笑む。その目は、いつもの大雅の目だ。


「じゃ、準備するから離れてね?」


そう言うといつものように離れたけど、離れ際、後頭部を手でクシャッと撫でられた。


「俺、シャワー入ってくるよ」

「・・・分かったわ。あんまり浴びすぎない様にね?」

「もちろんっ!」


ニコッと笑顔を浮かべてベッドから降りた大雅に、私も続いてベッドから離れた。


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