年下男子にご用心!?
「はい、大雅」


昨日は普通のお粥にしたので、今日は玉子粥を作った。

ベッドに座ってる大雅にレンゲを差し出すと、なぜか口を開ける。


「大雅・・・レンゲが見えないの?」

「見えるよ?」

「じゃ、はい」

「見えない」


そう言って、また口を開ける大雅の行動に目を丸くしてしまう。

さっきの事といい、どうしたんだろ・・・。

・・・・・甘えてる。

元気になってからの大雅の行動に、少し戸惑ってしまう。


まぁ、でも病み上がりだし・・・。


「はい、大雅」


要求通り、お粥をすくって口元に運ぶと急に口を閉じた。


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