年下男子にご用心!?
「・・・ちょっと来て」


エントランスから外へ来るよう促す。

モニター越しに見ても酔っ払ってると思ったけど、少しフラフラしながら私の後に付いてきた。


「・・・誠司」

「千佳・・・中には、入れてくれないんだな」

「誠司・・・何度もやめてよ」


うんざり口調で言う。

居留守を使うと携帯に電話してきて、またチャイム、携帯と3回も繰り返された。


「もう・・・今度はマジでしないからさ、なぁ頼むよ千佳・・・。本当に悪かった」


うつろな目でダラーンと頭を下げてくる。


「そうやって何回浮気した?ここに来ても無駄よ、早く帰って」

「千佳ー」


今にも泣き出しそうな顔をしているけど、無視して部屋に戻った。


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