年下男子にご用心!?

行き着いた所

着信拒否しても、何度も見てしまうクセは変わらない。
嫌でも、番号が頭に浮かんでくる。

仕事にも集中できなくて、止めてたタバコも吸ってしまった。


今日は、家に帰りたくない・・・。


酒を飲んでもいないのに街をフラフラさ迷って、インターホンを押していた。


「千佳ちゃん、どうしたの!?」

「大雅、泊めて」


ドアが開いたなり言った私の言葉に、大雅の目が更に丸くなるのが分かる。


「・・・うん、いいよ。入って?」

「ありがと・・・突然、ごめん・・・」

「ううん、千佳ちゃん早く」


背中に手が回り、促されて中に入る。

今、何時なんだろ・・・。

スウェット姿の大雅を見てふと、そんな事を思う。


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