年下男子にご用心!?
「・・・ん~・・・」


回してた手で目を擦る姿が何か可愛い・・・。

思えば、熱を出した時起きた姿は見てなかった。


「おはよう、大雅」


身体を向けて言ったら、目を擦りながらコクッと頷く。


「・・・おはよー・・・」


まだ眠いのか、ボーッと私を見つめる大雅。


「おはよう・・・千佳ちゃん・・・」

「うん。あ、大雅ーここ、寝癖付いてるよ?」


そう言いながら耳にかかってる髪の毛を軽く引っ張る。

その部分だけ、異様にクルッとはねて可愛かった。


「え、何でこっち?あ、千佳ちゃんの前髪もここ、少し付いてるよ?」

「え、ウソっ!」


触れてきた前髪の部分を撫でていると、大雅がクスクス笑い出した。


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