年下男子にご用心!?
「千佳ちゃん、気をつけてね」

「うん、はいはい・・・」


エントランスでのハグは短い。
抱き付いてはくるけれど、大雅もすぐに離れる。


「じゃーね、大雅。おやすみ~」

「うんっ!おやすみ~」


いつもエントランスまで送ってくれる大雅。

通常の顔出しも兼ねて、昨日借りたTシャツとバスタオルを返して、エントランスを出た。


昨日は、マンション前に誠司は居なかったし、インターホンを押される事もなかったけど、やっぱり緊張してくる。


今日も居なければいんだけど・・・・。


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