年下男子にご用心!?
「じゃ、キスして?」

「したら元気になってね?」

「うん・・・」


そう頷いて頭に乗せてたタオルを取って、顔を近付けてきた大雅。

ドキドキと緊張で心臓が早くなってくる。

大雅とキスするのは今日が初めてなのだ。


「千佳ちゃん・・・」


ジッと見つめられて呼ばれた名前に、胸がキュッと締め付けられる。


「大雅・・・ぃ、いくよ?」

「・・・うん」


顔に熱が集まっていくのを感じながら、顔を近付け口付けると、腰に手が回ってきた。

・・・・・大雅と私。

お互いの唇が、しっかり触れているのを実感する長いキス・・・。


唇が離れて、ボッと目を開けたら熱い瞳を向けてた大雅とぶつかった。


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