年下男子にご用心!?
「今日からお世話になります!営業部から来た元村漣次です!皆さん、よろしくお願いします!」


「「こちらこそ、よろしくお願いしま~す」」


一報を聞いたなり給湯室でメイク直しに励んでた、後輩2人がパチパチ拍手を送る。

それにまんざらでもない様子で、少し照れ笑いを浮かべてる元村漣次。

そんな仕草さえも、後輩2人のハートをガッチリ掴みキュンとさせている様だ。


「じゃ、翠さん!後はよろしく~。頼みます」

「・・・・はい」


森チーフの声かけに、心の中でため息を吐いて頷いた。


「――元村さん」

「はいっ!」


さあ仕事よ仕事・・・。

近付き声を掛けたら、ぱっちり二重の目が丸く大きくなったのを、私は見逃さなかった。


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