年下男子にご用心!?
「ここ、社員食堂ですよね?」


何よその質問!
バカげた投げ掛けに息を吐く。


「・・・そう。私は今あなたに教えてる立場だけど、あなたもお昼の社員食堂までくっ付いてくる必要はないんだからね?」

「分かってますよ。でも、よろしくって俺、先週末言ったじゃないですか」

「それは仕事での事でしょ?」

「さあ?仕事での事なんて・・・ど~でしょうねぇ~」


頬杖を付いてニヤッと笑顔を向けてくる。


「肘を付いてご飯食べちゃダメなのよ?」


子供を指導するようにシレッ、サラッと言うと、クククッと肩を小さく震わせて笑いだした。


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