年下男子にご用心!?
ん?

パソコン画面の中で、横にさっさと動いてるマウスの矢印。

なんか温かい・・・。

うおぉぉぉおっ!!!!!!!!

視線を下げてみると私の手の上に、元村漣次の手が重なっていた。

それにビックリして指が動き、元村漣次が気付いて慌てて手を退ける。


「すみません!考え事してて!
ワザとじゃないっすから!」


あらっ俯いちゃって、何だかすごーく恥ずかしそう。

ちょっとイジメたくなっちゃうわ。


「ね、それ本当?」


俯く彼に顔を近付けて、ワザとらしく言ってみる。


「・・・分かってたはずなんすけど、どこかにあったのかも・・・。俺にも分かりません」


ブゥゥゥ。
真っ赤になるのをちょっと期待してたのに・・・。


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