だって好きだから

芹奈は何でアイツにムカつか

無いのー!?

やっぱり心が優しいの…!?

「紗希、ちょっと」

芹奈の机に三人の女子が

来た。

「彩佳に倖果 心菜」

「女子トイレでいいよ」

はいはい…。

「紗希…!!」

振り返ると芹奈が心配そうな

目をしていた。

「待ってるから」

倖果が言うと腕を組んで

廊下に出ていった。

「芹奈、ごめん でも全然
大丈夫だから」

トイレに行くと短いスカート

の三人組が仁王立ち。

「用件わかってるよね?」

わかってるよ。

好きならさっさと告白

すりゃ良いんだよ。

焦らしちゃって…結果は

無理何だから~

ど・お・せ。


< 8 / 20 >

この作品をシェア

pagetop