面倒臭がり屋の恋!?(仮)
「えっ…!?」
そこには、私の想像したものとは違う光景があった。
マンションのじゃなくて、目の前には――一流ホテルがドドンッと建っている。
「い…けなみくん?」
これは…一体どうゆことデスカ?
疑いもこめて池波くんを見つめると、
『ご飯、一緒に食べましょ?』
「・・・っ!」
アイドル並みのキラースマイルで、池波くんは悪びれる様子もなく私の手を引っ張った。
ちょっと待って…っ!
私はこれから、池波くんとこんなとこでご飯を食べるってこと…っ!?
改めて、池波くんの誘いに乗ったあの時の自分を悔やんだ。