面倒臭がり屋の恋!?(仮)
朝のあの出来事から、今日は特に何もなかった。
課長に任された仕事を終え、私は課長のデスクへ向かう。
「課長、出来ました。」
『ん、早かったな?』
「いえ、そんなことは。」
表では遠慮しているが、心の中ではうっ憤をはく。
あんな膨大なデータを私にさせるなんて、アンタ鬼でしょ!?
私は面倒臭いことと時間がかかることが1番キライなのに!
『志葉ー。』
「は、はい。」
ヤバい、入力ミスした?
嘘、そしたら残業になるかもしれない…!
今日は華の金曜日なのに~!!
『最近、よく間違って俺のところに来るが…どうしてだ?』
「は?」
『俺に気があるのか。』
「・・・はい?」
神妙に話しだしたと思ったら…
何をほざいてやがるクソオヤジ!
最近歳の差結婚がどーとか言われてるけど、私はそっちの人じゃないっつーの!!