面倒臭がり屋の恋!?(仮)
それなのに、今日は違う。
今までに戻ったみたいだ。
俺が告白する――前のように。
いや、それも違う。
だって、さっきは先輩から話しかけて来た。
それは、今までだったら、絶対になかったことなんだから。
――じゃぁ、どうして…?
やっぱり、俺の頭の中には疑問しか浮かばなかった。
『――なぁ、池波!』
「、どうしたんですか?小島先輩。」
中々朝の出来事で仕事に集中できない俺に、興奮気味に話しかけてきたのは、茉子先輩と同僚の、小島先輩。
『さっきさ、志葉が俺にコーヒー淹れて来てくれたんだけど!志葉って俺に気があんのかな?な!?』
「はは、先輩、鼻の下伸びてますよ?」
『そりゃ伸びるって!あんな美人にそんなことされたらさ!!』
いくら先輩でも、一発殴りたいと思った。
表では笑顔をキープしてるけど、内心は小島先輩に対して腹が煮えくりかえってる。