面倒臭がり屋の恋!?(仮)



それが、あんなことになるなんて。


『――なぁなぁ、どうすればいいと思う?』

「何がですか?」

『告白だよ、告白!』

「ぁあ…。」


小島先輩は、昼休みになっても俺のところに来た。

そして、今、社員食堂で小島先輩の告白プランの話を聞いている。


『フツーに告白してもダメだと思うんだわ。』

「はぁ…。ですが、最近の女の子はストレートがいいって、想ってるもんですよ?」

『髪の話か?』

「・・・。」


もう小島先輩のギャグに笑えもしない。

そりゃそうだ。

いくらフられ済みだと言えど、相手は自分の好きな人に告白しようとしているんだから。

それが面白い、わけがない。





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