面倒臭がり屋の恋!?(仮)



『いや!俺は流行の波には乗らないワイルドな男なんだ!』

「…。」

『おれは俺流で行く!!』


は…?

何だソレ…?


「俺流ッて…?」

『そりゃお前っ…――こりゃ言えねぇなぁ~!』


思わず舌打ちしそうになったが、寸前で抑えた。

俺だって社会人だ。

理性くらいはある。


「頑張ってください。」

『おうよ!…ってお前さ、好きな人いねぇの?』

「はい…?」

『んだよ~!俺ばっかり言っててもつまんねぇだろ~!?』


告白してさっさとフられて来い、と思っていると、小島先輩はいかにも絶妙なところを突いてきた。

この人…変に勘があるのか?




< 56 / 91 >

この作品をシェア

pagetop