面倒臭がり屋の恋!?(仮)



『プッ…はは!そんな奴が良いのかよ~!?ただの二重人格だろ、それ!?あははっ…!!』

「ッ・・・!!」


俺は、小島先輩から見えない角度で、拳を握りしめた。

どうしてこんな奴が――

どうしてこんな奴が、茉子先輩を好きだなんて言えんだよ?


『ククククッ…!あー、笑った~…はははっ!』

「…笑い過ぎですよ、先輩。」

『わりぃ…っ、面白くって、つい…!』


先輩だろ?アンタ。

なのに失礼すぎるよ。


『…で?今までモテてきた結果がそれか?』

「まぁ…はい。」

『偏屈だなぁ~。』


茉子先輩。

コイツのこと、フる時は思いっきり、


フってやってください。





< 58 / 91 >

この作品をシェア

pagetop