面倒臭がり屋の恋!?(仮)



―茉子 side―


今日は気分が良い。

なぜなら――…もう、吹っ切れることができたから。

朝、ちゃんと池波くんに挨拶もできた。

笑えることもできた。


もう、いつも通りに仕事が出来る。


だから、今日の私はすこぶる仕事の早さが早かった。

そんな時、


『――志葉、』

「あ、小島さん…?」


もうすぐ3時になろうという時、私のデスクに同僚の小島さんがやって来た。

小島さんとはそんなに話をしたこともないし、話しかけられるようなこともした覚えないんだけど…――?


『今日、空いてる?』

「え?」

『ちょっと、話したいことがあって。』

「あー…、」


今日、かぁー…。

面倒臭いなぁ…。

OKして噂されても面倒になるだけだし――…。




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