面倒臭がり屋の恋!?(仮)



そりゃ、私と小島の事に池波くんは関係ないけど。

でも、池波くんがあの時来てくれなかったら、私は確実に死んでた。

あの人に――殺されてた。

そう思ったら……


「っ………」

『志葉、先輩…?』

「、ごめん…。ちょっと…怖くなっちゃって。」


気付いたら、涙が頬を伝ってた。

池波くんがあの時来てくれなかったら――とか、想像しちゃったりするから。


『まだ…怖いですか?』


優しく声をかけて、無く私の背中をさすって、池波くんは私を気遣ってくれる。


「どうして――」

『え?』

「どうして池波くんは、そこまでするの…っ?」


池波くんは優しすぎる。

私は君に、あんなに酷い事言ったんだよ?

それなのに、どうしてこんな、優しいぬくもりを、与えてくれるの。




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