気ままな日常

私は馬鹿なのだ。
臆病者で人と関わることを
恐れて、親友に迷惑かけて、
私、いる意味あるのかな?

「ちょっと!夏。落ち込むのはいいけど次理科だから移動だよ!落ち込むのは後にしな!」


「あ、うん。ご、ごめん。」

「・・・早く」

「うん。」



なんだかんだで
ちゃんと待っていてくれる
涼子には感謝でいっぱいだ。



「走れ〜!」

「おーっ!」


や、やばい!
理科の先生である武ちゃんは
遅刻するとすごいうるさい。
ほんと、めんどくさいんだ。


あと2分!



理科室まであの角を曲がれば・・・





「・・・っ!?」

「あっ!」


ドサッ・・・




「痛っ。」

「・・・・・・・痛い」



ちょっと、急ぎすぎた。


「ご、ごめんなさい!」

「あ。うん俺こそごめん。」

「はい!では授業に遅れるので!失礼します!」

「えっ。」

「ではっ!」

「ちょっ・・・・・」


なんか言おうとしてたけど
聞いてる暇はない!


ガラッ

「・・・・間に合った」


ふぅー・・・
ギリギリ間に合った。

まだ転んで打ったお尻は
痛いけど、理科に間に合ったならそんな痛み忘れられる。



キーンコーンカーンコーン


授業が始まった。


「大丈夫?ごめんね。先行っちゃって」

「大丈夫。」



お互い急いでたわけだし
謝る必要はない。


それにしても
相手の人は大丈夫かな。


ちょっと、心配。



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