血液少女
家に帰るとリビングに
険しい顔して本を読む
お父さんがいた。
「お父さんただいま」
「お、帰ってたのか。」
「お母さんはー?」
「きっとまだ買い物だよ。」
「そっかあ。私部屋にいるから、ご飯になったら呼んでねっ」
「分かったよ」
..ガチャ
私は部屋に戻り着替えて
ベットに飛び込んだ。
「はふー…疲れたあ」
ゴロゴロしていると、
耳元に置いていた携帯が
勢いよく鳴りだした
「もしもし?」
「あ、もしもし?」
電話の相手は私の彼氏。
円藤拓真(えんどう たくま)
だった。
それから学校の事や
色んな事を話して電話を切った。
「しほりー、ご飯よー!」
「ナイスタイミングッ!」
夜ご飯のいい匂いが
2階の自分の部屋にまで
届いてきた。
私は急いで階段をおりて
リビングに向かった。