血液少女
次の日私達は放課後
またあの図書館にいた。


「みぃちゃんデレデレしすぎ」


「だってー…//」


本棚の影から昨日の少年を
見つめるみぃちゃんを置いて

私は図書館の中をぐるぐるまわった。


「ん…?犯罪者..ファイル?」


見るだけでゾクッとするような
タイトルの本、こういうのには
興味なかったけど

タイトルに惹かれて興味本位で
その分厚い本を手にとった。


座れる所を探して、
入り口に近い席に座った。


それから
パラパラとページをめくって
数十分..


「何か怖っ..」


内容は今まで過去におきた
残酷な事件の真相を
事細かに書いてあり、
時には目を背けたくなるような写真やイラストがあった。


それからまた読み進めていると

「..え?」


衝撃的な事件があった


「血を飲むために人…殺す?」


その事件は1×××年
とある国で殺人事件があった。犯人の動機は、血を飲むため。
犯人は被害者の血を飲んだ時、射精に近い快感を得て、
それから何人もの人を殺害し
血を飲み続けたという。


「...ゴク」


何故だか分からないけど
その記事を読んだ時
私は強く思った...
















...血を飲んでみたい。



この感情が全ての始まりだった
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