【超短】「好きだからだよ」【完】
「あと、お前に告白しなかったのは、考えてたんだよ。この関係、壊してもいいのかって」
そう、だったんだ……。
「お前は彼氏作んねぇし、もしかしてとか考えたり。……妄想とかして、我慢してたんだ」
大翔は私の手に重なってきて、握ってきた。
「……けど、もう我慢ならねぇ。壊してぇんだ、もう。この関係……。壊してぇくらい、お前が好きなんだ」
切なそうな目で、私を見る。
こんな大翔は初めてだった。
……私だって、どっかで期待してた。
もしかして、大翔は私のことを好きなんじゃないかって。
だけど、幼なじみだから、ないよねって、ずっと思ってた。
そう、だったんだ……。
「お前は彼氏作んねぇし、もしかしてとか考えたり。……妄想とかして、我慢してたんだ」
大翔は私の手に重なってきて、握ってきた。
「……けど、もう我慢ならねぇ。壊してぇんだ、もう。この関係……。壊してぇくらい、お前が好きなんだ」
切なそうな目で、私を見る。
こんな大翔は初めてだった。
……私だって、どっかで期待してた。
もしかして、大翔は私のことを好きなんじゃないかって。
だけど、幼なじみだから、ないよねって、ずっと思ってた。