俺様アイドルの甘いキス
「はぁ……志穂ってば鈍感なんだから……。」
呆れたように呟く里沙子。
そ…そこまで言わなくたって良いじゃないか……!!
「まぁ、そんな志穂にも好きな人が出来たんだぁ~。」
里沙子は、ニコニコしながら私を見る。
「よかったね!志穂にも春が来たってわけだ!」
「は、春が来たって……そんな大袈裟な!……まだ気になってるだけだよ……///」
「だとしても、進歩したじゃん!前は全然恋愛に興味なかったんだし!!」
「そ……そうかなぁ……?」
私は、戸惑いがちに聞く。