俺様アイドルの甘いキス
「お前は付いてくんな」
アリスちゃんにそう言い残し、お構いなしに私を連れてズンズン歩く。
「あ、青葉くん!!」
苛立ちを感じさせる背中に声をかける。
「…………………………………」
しかし、返答は無い。
「ねえ!!一体どこに行くつもり…………………わぁっ!!」
グイッと腕を引っ張られ、すぐ曲がった壁に押し付けられる。
そこは、人通りの少ない路地裏だった。
「……青葉…くん?………痛っ!!」
掴んでいる手に力を入れ、綺麗な顔をグッと近づける。
「青葉くん……痛いっ……………んっ!」
そして、甘いキスを落とした。