俺様アイドルの甘いキス





って……そんな事考えてる暇はない!




早くここから立ち去ろう……




本当は、2人がどういう関係か聞きたいけど…




青葉くんからまだ言わないって事は、きっとまだ知られたくないのかもしれない…




込み上げるイライラや切ない気持ちを抑え、自分にそう言い聞かせた。




まあ…幸い、今立ってた所はちょうど廊下の曲がり角なため、あの2人には見えまい。




遠回りだけど、このまま後ろの階段を降りれば下駄箱まで行ける。




「よしっ…!さっさと帰ろう!」




クルリと踵を返し、足音を立てずに階段へと向かう。




< 281 / 500 >

この作品をシェア

pagetop