俺様アイドルの甘いキス
「…この前コイツといたのも、俺の親が一緒に出掛けろって、半ば強引に頼まれただけだから。変な勘違いすんなよ」
まるで、私の不安を察したように説明する青葉くん。
やっぱり…前の件を気にしてたこと知ってたんだ…
そうやって、私に気を使ってくれることが堪らなく嬉しい……
ズキズキな胸の痛みが、徐々にドキドキへと変わる。
「りゅ…流司先輩……」
反対にアリスちゃんは、青葉くんの言い分に顔を切なそうにしていた。