俺様アイドルの甘いキス
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放課後、学祭の準備を進めるためみんな着々と作業をしていた。
「赤城!看板はもうできそうか?」
「緑川!うん、もうほとんど出来てるよ」
「…そうか、よかった」
安心したように胸をなで下ろす。
「緑川の方は大丈夫なの?」
「ああ。俺のところはもう終わった。あとは飾り付けくらいかな」
「そう。さすが仕事が早いね!」
「えっ!?…そ、そんなこと……」
冗談で言ったつもりが、思いがけず照れた反応をする緑川。