俺様アイドルの甘いキス




「失礼します」




重い空気を壊すかのように、ウエイトレスさんが料理を運んできた。




「あっ…ど、どうも………」




ウエイトレスさんはそんな雰囲気を察したのか、気まずそうに料理を置いて去っていった。




「…………………………」




互いの間に沈黙が続く。




そんな沈黙を青葉くんが破った。




「お前に言っておきたい事がある」




真剣な眼差しで、私を見る青葉くん。




話しておきたいこと……?




もしかして…




正式に婚約するとか……?




ネガティブな考えが頭を通り過ぎる。




< 332 / 500 >

この作品をシェア

pagetop