俺様アイドルの甘いキス




「それが…その……………………」




うう…いざ口に出そうとすると…ためらってしまう…!




明らかに緊張と言いづらそうにしてる私を見て、緑川はクシャッと頭を撫でた。




「そんな緊張しなくても…俺は赤城が言ってくれるまで待つから」




そう言ってとびきり優しい眼差しで私を見下ろす。




それと同時に、私はひどく胸が痛くなった。




こんなに緑川は真っ直ぐ見てくれてるのに…




私……いつまでも曖昧にしてしまってた…




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