俺様アイドルの甘いキス
「赤城もこれからどこか行くのか?」
満面の爽やかな笑顔で、真っ直ぐ私の前まで来てくれる緑川。
近くで見ると、ますます私服姿が輝いて見える。
周りの女性達の羨ましげな視線もなんだか感じる気がする…
「うん、今日はカバン買いに行こうと思って。緑川は部活ないの?」
「ああ。今日本当はあったんだけど、急に休みになったんだ。それで野郎達と遊びに」
「そうなんだ!いいね!」
電車を待ちつつ、緑川と並んで話す。