俺様アイドルの甘いキス
それでも…
「………う………ない……」
緑川は俯きながら、何か言っている。
「え?」
聞き返した瞬間、目の前が真っ暗になった。
一瞬の出来事に驚いていると、上から声がした。
「もう…我慢できない…」
その言葉と一緒に、自分が緑川の腕の中にいることがわかった。
ぎゅううと、決して離さないかのように強く抱きしめられている。
「み、緑川…なっ何して!?」
「赤城…俺、言ったよな?」