俺様アイドルの甘いキス
「告白の返事もらったときに、言った言葉、覚えてる?」
強く抱きしめられて、嫌なはずなのに、何故か冷静に聞こえる緑川の声。
「赤城が幸せそうじゃなかったら、譲らない」
耳元で聞こえる緑川の真剣な声…
「赤城が、あいつの事が好きなのは分かってる…けど…」
「もうこれ以上、泣いてる赤城みたくない。」
緑川のしっかりしてる胸板に顔があたり、いつもの爽やかな香りが鼻をくすぐる。
抱き締める腕は強いのに、私の頭を撫でる手は優しい…
そんな緑川の優しさに、私は胸がきゅうううとした…