俺様アイドルの甘いキス
「高尾、ありがとう。お茶用意してくれたのね」
テーブルを見ると、映画で見る英国式のアフタヌーンティーみたいなケーキがたくさん置いてある。
うちの煎茶とおせんべいとは違いすぎる…!!!
「高尾、後は私がやるから下がっても大丈夫です」
「かしこまりました、何かあればお呼び下さい。失礼いたします。」
優雅に礼をし、絵に描いたような執事さんは出て行った。
「先輩、こちらにお座り下さい」
そう言って、笑顔で椅子を引いてくれるアリスちゃん。
「あ、ありがとう…」
私はアウェー感に押しつぶされながら、言われたとおり椅子に座る。