俺様アイドルの甘いキス
中は物凄く広く、吹き抜けのホールで、
ガラス張りのエレベーターなどが見えた。
呆気にとられると思ってたけど、
さっきのアリスちゃんの家で、
少し驚く耐性ついたかも…
綺麗な女の人がいる受付へと
足を運ぶ。
「すみません!あの、取締役の方たちに会わせて頂きたいのですが…」
そう言った途端、ニコニコしていた綺麗な受付のお姉さんの顔つきが変わり、驚いた表情をする。
「…あの…申し訳ございませんが、一般の方をお通しする訳には…」
苦笑いで私の服装をジロジロと
上から下まで見下ろす。
「で、でも!取締役の方たちにどうしても話さなきゃいけないことがあるんです!」
こんなとこで怯むもんか…!!
取締役の人達にどうしても会わなきゃ!
「…しかし…それに青葉グループでは、仕事関係の方しかお通ししていないんです…」