俺様アイドルの甘いキス
「…そこをどうにかお願いします!」
私は頭を下げる。
「申し訳ありません。お引き取り願います…」
受付のお姉さんは、冷たく言い放つ。
「…そんなっ…」
「…あまりしつこくされますと、警備の方をお呼びしますよ」
そんなっ…!!!!
話に夢中になってて、気がつかなかったけど、周りの人達も私を怪訝な目で見つめていた。
でも…でも!!
「…私…やっぱり何も出来ないの…?」
グッと拳を握り、悔しくつぶやく。