俺様アイドルの甘いキス
「すまなかったね。怪我はないかい?」
「は、はい…大丈夫…です」
「そうか、良かった…ここでは話が出来ないから、上に来てもらってもいいかな?」
「えっ…!は、はい…!」
優しく微笑む顔が、どこか青葉くんにそっくりで、私は自然とときめいてしまう。
「か、会長の客人だったんですね!も、申し訳ないことを致しました…!」
警備員達がバッと離れ、私に深くお辞儀してくる。
「い、いえ…」
というか…私…青葉くんのお父さんとは初対面なんだけど…
私も何が何だかわからず、
促されるまま特別豪華な
エレベーターで上へ行く。