俺様アイドルの甘いキス
「…そういえば、さっきの試合凄かったよ!さすが緑川って感じだったー!!」
私はなんとか空気をぶち壊そうと、試合の話をする。
「ありがとう。…でも、わざわざ観に来てくれて悪かったな。」
「なに言ってんのさ!全然悪くなんかないよっ!緑川は私がサッカー好きなの知ってたから、誘ってくれたんでしょ?」
私は、じっと緑川の瞳を見つめた。
「…まぁ、そう思ってくれるんだったらありがたいけど。」
緑川が、ふいに私から目を逸らした。